今回もたるみを解消するための治療についてお話ししようと思うのですが、これまでご紹介した電磁波治療や注射を使った治療とはちょっと違う方法についてになります。
今日ご紹介するのは、美容外科手術のひとつ「フェイスリフト」です。
手術ですので、注射などに比べれば少し大掛かりなものと言えるかもしれません。
理屈を説明すると、皮膚や皮下組織をはがし、SMASという厚みのある組織を引き上げることでたるみをやっつけるというものです。
歴史の古い美容外科手術ではあるのですが、「皮膚や皮下組織をはがし」とあるように、大きく皮膚をはがさなければならないので、体への負担も大きいですし、合併症などのリスクも高い治療方法でした。
しかし、当院では脂肪吸引やゴアテックスという医療用の特別な糸を使った方法を組み合わせてフェイスリフトを行っています。
この方法なら切開する部分も小さくてすみますし、手術操作も小さく抑えることができます。
つまり、従来の方法に比べて、手術によるリスクを下げることができるのです。
合併症などのトラブルを起こさないのは大前提で、それに加えて手術痕をなるべく小さくすることで、患者さんがいち早く社会復帰できるようにと心掛けています。